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Cities: Skylines II 開発日記 #4 Zones & Signature Buildings

更新情報

Paradoxフォーラムにて

Cities: Skylines II

の開発日記#4が掲載されていますので紹介します。

今回の投稿の原本となったフォーラム内のページはこちらです↓

今回のテーマはZones & Signature Buildings、ゾーン(地区)と、前作には無かった特徴的な建物、シグネチャー建物についてです。

以下パラドックス社フォーラム内の記事を意訳して紹介します。
下記の内容が必ずしも正しい翻訳とは限りません。
誤訳・誤解釈があると思いますがご了承ください。
正確な内容の把握はパラドックスフォーラム内の元投稿にてご確認ください。

Zones & Signature Buildings

序文

皆さんこんにちは!Cities: Skylines IIの新たな開発日記へようこそ!
今回はゾーニング、新機能、そしてオリジナルのCities:Skylinesでおなじみの機能を紹介します。
まったく新しくエキサイティングな特徴としては、ユニークな建物とゾーンの建物のハイブリッドであるシグネチャー建物です!
これらを手に入れる方法と、それが夢の都市づくりにどのように役立つかについては、後ほど詳しく説明します。

道路が都市の骨であり動脈であるならば、ゾーン(地区)は都市の肉でなければなりません。
広大な郊外や集合住宅地、賑やかな商業地区、煙突から見て取れる騒がしい工業団地、ガラスやコンクリートでできた洗練された高層オフィスビル群など、さまざまな種類のゾーンが街の大部分を形成しています。

各ゾーンタイプには繁栄するための独自の要件があり、機能している都市では、工場は製品を出荷する場所を必要とし、企業は従業員を必要とし、従業員は家や買い物の機会を必要とし、自由な時間を過ごす場所を必要とするなど、すべてが相互に利益をもたらします。
以下のビデオで機能の簡単なウォークスルーを見るか、この開発日記のすべての詳細に直接飛び込んでください。

ゾーニングツール

ゾーニングツール(ゾーン分割ツール)には、塗りつぶしツール、マーキーツール、ペイントツールという使い慣れたオプションがあります。
塗りつぶしツールは選択したゾーンタイプですべての連続ゾーン分割セルを塗りつぶします。
マーキーツールを使用すると、任意のサイズの長方形領域を選択し、選択したゾーンタイプで塗りつぶすことができます。
またペイントツールを使用すると、一度に1つのセルをペイントすることで非常に限定されたゾーン領域を作成することができます。
2×2の独立した居住ゾーンを作成したいですか?ペイントツールを使えばそれが可能となります!

ゾーニング時にゾーンタイプと好みのツールモードを選択する

ゾーン解除の簡略化
ゾーニングツールがアクティブな状態でマウスの右ボタンを押すと、どのゾーンタイプでもゾーニングを解除できます。
塗りつぶしツールがアクティブな間は、連続したエリア全体のゾーニングを解除できます。
マーキーツールを使えば、あらゆるタイプの矩形領域のゾーニングを解除できます。
ペイントツールを使えば、セル単位でゾーニングを解除できます。
ゾーンの種類を変更する際も、新しいものを追加する前にまず以前のゾーンの種類を解除する必要はなくなりましたので、より簡単かつ迅速になりました。

建築テーマ
新機能としてゾーニングツールは異なる建築テーマから建物をゾーニングすることができます。
新しい都市建設を始める際、最初のオプションの一つは都市のテーマを選択することです。
テーマによって建物のビジュアルスタイル、道路標識、道路脇の小物、サービスカーの外観が決まります。
ゾーニングツールテーマを使用すると、例えば北米とヨーロッパの両方の使用可能な建築スタイルから建物をゾーニングできます。
これによりヨーロッパの都市に北米スタイルの建物があったり、その逆も可能です。

北米スタイルの集合住宅(左)の右にヨーロッパスタイルの集合住宅(右)

ゾーン(地区)タイプ

Cities: Skylines IIには、前作よりも多くのゾーン(地区)タイプが登場します。
住宅ゾーンの種類は2倍以上に増え、6種類のゾーンタイプが用意され、より多様でリアルな都市が実現できます!
戸建住宅が建ち並ぶ低密度住宅ゾーンや、高層タワーが建ち並ぶ高密度住宅ゾーンなど、おなじみのゾーンも健在です。

新しい住宅ゾーンには、壁一面の住宅を備えた一戸建ての中密度集合住宅、アパートが建ち並ぶ中密度住宅、1階が店舗で残りのフロアをアパートが占める混合住宅、小さなアパートがたくさん建ち並ぶ大規模アパートがある低家賃住宅などがあります。
低家賃住宅は親元を離れて初めて自分のアパートに住む学生や若者など、低所得者にとって特に便利な住宅です。

中密度集合住宅は壁と壁が密着した狭い建物で構成されている

低・中密度住宅には、多くの居住者が魅力を感じる広いアパートがある傾向があります。
しかし戸建住宅、集合住宅、中規模アパートといった小規模な建物では、より少ない世帯で費用を分担するため、生活費は通常高くなります。
また地価の上昇は、一般的な家賃の大きさに影響するため、小規模な建物にとってより大きな影響を与えます。
一方、高密度住宅は狭い地域に多くの人を住まわせることができますが、アパートが狭いのが主なマイナス面です。
逆に建物の維持管理を多くの世帯で分担するため、家賃は手頃な価格となります。

混合住宅は商業地区と住宅地区が共存する、より伝統的な中心街を構築できるようにすることでゲームにより現実的な感覚をもたらすことを目指しています。
混合住宅は中規模住宅と商業という2つの異なるゾーンタイプの需要にも対応しており、どちらも混雑した都心の貴重なスペースを占有することができます。
商業事業者が混合住宅の家賃の一部を負担するため世帯の家賃はより手頃になります。

混合住宅を建設することで都市の住宅・商業需要を満たす

商業ゾーン
商業ゾーンは低密度と高密度の建物が特徴で、企業は地元で製造された、あるいは外部接続経由で輸入された、あらゆる種類の商品を販売しています。
これには車や食料品から衣類や紙製品までのあらゆるものが含まれ、またレストラン、映画館、バー、ホテルなどの形で市民にレジャーの選択肢を提供しています。
また住宅地の近くには商業地があり顧客を提供するため繁栄します。

低密度ビジネスと高密度ビジネスの大きな違いは、物理的な規模は別として、企業の種類と消費者に販売できる商品の量にあります。
低密度のビジネスは通常、ブティック、ガソリンスタンド、小さな店、バーであり、高密度のビジネスはスーパーマーケット、デパート、劇場やホテルなどのさまざまなレクリエーションの場所である傾向があります。
中小企業は雇用者数が少なく顧客数も少ないですが、大企業は多くの従業員を抱えているため、より多くの人にサービスを提供できます。
これはまた小規模で低密度のビジネスと比較して、在庫からより多くの商品を販売できることをも意味します。

商業ビジネスは市民が楽しむためのさまざまな商品や活動を提供している

商業企業は販売している商品にすぐアクセスできるため、地元の製造業から利益を得ます。
地元の製造業者もまた、小売業者への製造品輸送コストが低いことから、販売単位当たりでより高い利益を得ることができるため、近隣の商業企業から利益を得ています。

工業地帯
工業地帯は製造会社と倉庫に分けられます。
製造業は工場や作業場として工業地帯の大部分を網羅し、倉庫はあちこちに出現し、さまざまな企業のニーズや生産工程に応えています。
倉庫には出荷する準備ができているものの、まだ輸送または適切な購入者を待っている状態の生産品も保管されています。

地元産業は商業建物に商品をより低価格で提供し、追加の税収入をもたらす

工業ゾーンは外部接続から配送トラックで運ばれてきたり、専門の工業地帯において地元から抽出・加工された材料を使って商品を製造します。
ある商品は営利企業に販売され、その後営利企業がそれを顧客に販売します(例えば食品)。
一方、他の商品はまず営利企業へ販売され、そこでさらに製品や非物質的商品(例えば飲料がエンターテイメントに変わる等)へと変換されます。

工業ゾーンは、まず地元市場に優先して商品を販売しようとします。
ある種類の商品が過剰に生産された場合、企業は過剰な生産物を外部接続経由で出荷しますが、地元市場に販売する方が輸送コストが低いため常に利益が高くなります。
商品を社外に売り続ければ、新たな買い手のために商品をさらに遠くまで出荷しなければならないため、利益はさらに減少し、最終的に市場が飽和状態になることをシミュレートできます。
一般的な企業は時折自社のビジネスを再評価し、現在のビジネスの状況や市場のニーズに合わせて従業員数を調整しようとします。

倉庫は製造業と混在して存在し、企業に追加の保管場所を提供する

オフィスゾーン
オフィスゾーンは商業ゾーンと同様に、小さなオフィスビルを持つ低密度オフィスと、ガラス張りの超高層ビルやオフィスタワーを特徴とする高密度オフィスに分けられます。
オフィスは民間人や企業に向けて、重要でない商品やサービスを生産しています。

オフィス企業は工業ゾーンで製造された技術製品をソフトウェアに変換し、さらに電気通信、金融、メディアなどの他の非物質的な製品に変換します。
オフィスゾーンの企業には、銀行、家電量販店、法律事務所、保険会社、通信会社などがあります。
ソフトウェアは産業部門とオフィス部門の両方にとって重要な非物質的な財であり、様々な財を生産していますが、ソフトウェア自体は民間の顧客に販売されていません。
電気通信や金融のようなソフトウェアから生産される他の商品は、民間の顧客も恩恵を受けるため、その影響はより広範囲に及んでいます。
メディアは家電製品やテレビゲームなどの形で市民に直接販売されています。

低密度オフィスと高密度オフィスの両方が、有用で非物質的な商品を都市に提供する

ゾーン適合性
各ゾーンタイプには、ゾーン分割を開始するとアクティブになるゾーン適合性情報ビューがあります。
そこではゾーンタイプに応じて、選択したゾーンタイプに適したエリアに関する関連情報が表示されます。
例として商業地域のゾーニングでは、潜在顧客が市内のどこにいるかの情報が表示され、住宅地域のゾーニングでは、ゾーニング時に回避しやすいよう、土壌汚染が強調されます。
また地価が高いために低密度住宅の家賃が非常に高いなど、他の方法では適さない可能性のある地域も表示されます。

ゾーンの需要

都市の成長は主に、より多くのスペースを必要とする様々なゾーンタイプと、それらの間の共生関係に基づいています。
新しい市民が移り住み、住宅を必要とするため住宅需要が増加します。
その後、新しい市民は仕事や買い物に行く場所を必要とし、自由な時間を過ごすため、産業や商業の需要が増加します。
工業製造業が増加するにつれて、生産された商品を販売する場所が必要となり、商業地域の需要も増加します。
そしてより多くの企業が設立されるにつれ、より多くの雇用が可能となり、その結果、住宅の需要が増加するのです。

さまざまな教育レベルや、市内で生産・販売されるさまざまな商品に対する税金の調整は、地域の需要に大きな影響を与える可能性があります。
税金は市内で製造されているさまざまな商品や製品を優遇するために使われたり、シンプルに生まれたばかりの産業を支援するために使われたりします。

需要に関するその他の詳細は都市情報パネルで確認できる

住宅需要
仕事のために引っ越してくる市民、教育の機会を求める学生、あるいは単にこの街が家族を育てるのに魅力的な場所だから引っ越してきたいという人など、新しい市民が移り住もうとするときには住宅需要が増加します。
家族連れや高齢者は広いアパートを好むため、低・中密度の住宅需要が増加します。
単身世帯や学生は小規模なアパートを敬遠せず、中密度のアパートや高密度の住宅タワーを好みます。
生活費も世帯数の多さで分担されるため、これらのゾーンタイプでは生活費が安くなります。

住宅需要に応える街づくりを続ける

工業、商業、オフィス部門の雇用が可能となるにつれて住宅地の需要も増加します。
これらのゾーンは労働力を必要とし、新しい労働者が転入すると適切な住宅を要求します。
失業が増えて職が得られなくなると問題が解決されるまで住宅需要は減少します。
住宅が建設はされているものの空き家が多い都市では、空いている家が埋まるまで住宅需要が減少する可能性があります。

商業需要
商業地域の需要は、販売用の商品を生産するメーカーと潜在的な顧客の利用可能性、および仕事を必要とする市民に基づいています。
工業ゾーンが商品を生産する場合、利益を上げるためにはそれを売る必要があります。
地元市場は常により収益性の高い選択肢であるため、市内で商品を販売したいと考えており、地元の商業会社の必要性が高まります。

しかし商品や製品を販売することはビジネスの半分に過ぎません。商業地域は地域住民の購買力を必要としているのです。
このように、商品や製品に対する地域の需要は、商業需要において極めて重要な要素です。
市民は家庭で使うものを買いたいし、ショッピングを含む好きなレジャーに時間を使いたいのです。

高密度商業ビルはより多くの人を雇用しより多くの顧客にサービスを提供できる

また企業が都市に適切な労働力があることを発見すれば商業需要も増加します。
企業が必要とするポジションを満たすために必要な従業員を配置できれば収益性が向上します。

産業需要
産業需要は、製造業での仕事を必要とする市民と商品や製品の販売を必要とする地元の商業企業に基づいています。
この需要は専門産業による地域資源の採掘が可能であることによって、さらに増加する可能性があります。
専門的な産業ゾーンを設定することで、地元で製造するための材料が提供され、輸送コストが削減され、利益が増加します。

地元で資源を採取し、産業企業の利益を上げる

労働力の確保は産業需要の基礎のひとつです。
新しい市民を都市に呼び込むことは産業地帯を含む様々な部門の需要に直接影響します。
企業は常に生産の最適化を追求するため、適切な労働者を求めています。
企業のレベルが上がるにつれて、彼らの要求はより教育された従業員へとシフトしていきます。
これは生産性と効率の向上につながり、ひいてはより高い利益となって返ってきます。

製造業もまた、生産された商品や製品を保管するための倉庫を地元に持つことで利益を得ています。
企業は比較的小規模な倉庫を持ち、できるだけ早くすべての製品を販売しようとする傾向があります。
倉庫があることで、生産は継続しながらも現在は適切な買い手がいない場合、新しい買い手を探すための柔軟性と時間を確保することができます。

オフィス需要
オフィスの需要は、オフィス部門で働きたい市民だけでなく、オフィスが提供するさまざまな非物質的な商品を必要とする市民や企業によっても増加します。
製造業や他のオフィス企業は、オフィスゾーンで開発されたソフトウェアの恩恵を受けます。
ソフトウェアが生産されるにつれて、そのソフトウェアをさらに他のサービスに発展させることができるため、より多くのオフィス企業が現れます。

高層オフィスビルが建ち並ぶビジネス中心地区を作る

オフィスゾーンの需要は、企業の生産性と効率を高めるために適切な労働者を見つけることからも大きな恩恵を受けます。
他の企業と同様、労働力と企業のニーズが一致すればするほど企業は利益を上げることができます。
また顧客の年齢層によって異なる種類の非物質的な商品が好まれます。
大人や高齢者は銀行サービスや金融分野の商品を好みますが、子供や10代の若者はメディア商品の消費が多いです。

都市特化
同じ素材を使い、似たような製品を生産している企業は、互いに近接していることで利益を得ています。
業界やオフィスはすでに類似企業が存在する地域に集中しています:つまり彼らは互いにコミュニケーションを取り、専門的な労働者を雇用して効率を高める機会が増えるのです。
同じ種類の商品や製品を生産する企業が増えると、都市全体の特化ボーナスが得られ、効率が上がり、利益も上がります。

都市特化は、都市特化ボーナスを獲得した企業が使用する資材を収穫する、専用の工業地帯を設置することで支援できます。
またそれらの製品や商品に有利なように税金を調整することは、産業のさらなる発展に役立ちます!

地価と建物レベル

Land Value(地価)はどの場所が市民や企業にとって望ましいかを理解するためのツールであり、それは道路を通じて建物の近隣地域に広がり、地域全体の価値を徐々に高めていきます。

地価の高い地域は市民や企業にとって非常に望ましい

市民は、大きな家、店の近さ、必要なサービス、学校や職場、汚染のない場所を重視する傾向があります。
市民はニーズに合った家を見つけたら入居します。そして、そこに住んでいて幸せであり、十分に裕福であれば、より高い家賃を支払うことができ、それは地域の地価の上昇につながります。
すべての都市サービスを近隣に配置するだけでは、その地域の土地価値が自動的に上昇するわけではないことに注意することが重要です。
住民や企業が自分たちの存在に価値があると感じ、市民や顧客、企業の再販業者のためのサービスや買い物の選択肢があり、住民や企業のニーズが満たされて初めて、地価はは影響を受けるのです。

家賃が建物の維持費よりも高い場合、住民は余った資金をプールして建物を改善し、最終的に建物のレベルアップにつながります。
特定のゾーンタイプに対する高い需要は、住む場所があるよりも多くの人々が都市に移住したいと考えているため、家賃、ひいては地価も増加させる可能性があります。

土地価値を抑制するために(必要であれば)、さまざまな住民税を調整し、市民に移住を促したり、思いとどまらせたりすることができます。
また需要の高いゾーンタイプをより多くゾーニングすることで、需要が満たされるにつれて土地価値を抑制することができます。
更に必要なサービスやレジャーのオプション数を制限して、土地価値を低く抑えることもできます。
市民は自分のニーズに関してのいくつかの欠点は許容し、それでも比較的幸せな生活を送ることができます。

市民が高い家賃を支払うことができず、また支払う意思がない場合、家賃は減少し、建物周辺の土地価値にも影響します。
市民は生活費が高すぎて、自分たちの住む地域で自分たちのニーズが満たされていると感じられない場合には転居し、中には市外に引っ越す人もいます。
しかし入居者が家賃を満たせない状態が続くと、建物の基本維持費が使えなくなるため、建物が劣化し始めます。
その後、住民はより多く退去し、建物は廃墟となります。これにより、地価ががさらに減少します。
放置された建物はホームレスに占拠される可能性がありますが、常に荒廃しているため、最終的に建物は倒壊します。

地価が上昇するにつれ、市民は家賃を払えるよう小さな家を好むようになる

地価は異なる居住ゾーンタイプに異なる方法で影響します。
低密度の住宅地は地価が上昇するにつれ、すぐに生活費が高くなる可能性があります。
地価の上昇は家賃に影響を与え、低密度住宅は1棟につき1世帯しかないため、家賃の上昇は完全に1世帯の負担となります。そのため低所得世帯はこれらの住宅地を離れ、中密度の住宅地で新しい家を探す傾向があります。
中・高密度住宅地は、生活費が数十世帯に分散されるため、地価の上昇の影響を受けにくいです。
多くの市民は、家賃を稼ぐのに苦労するよりも安い小さな家に住むことを好みます。

企業は地価と企業の生産額から差し引いた賃料の大きさを部分的に用いて、事業に適した場所を評価します。
ただし企業は資材輸送費を考慮した立地も考慮しています。
企業は生産された商品や製品を自社から再販業者や顧客に輸送するだけでなく、自社の所在地までの材料の輸送費も負担します。
故に、輸送コストが低いほど会社に適した場所となります。
住宅と同様に、企業は建物の維持費を賄うために残った資金を使って建物を改善し、最終的にはレベルアップさせます。

建物レベル
すべてのゾーンの建物には、1から5までの建物レベルがあります。
建物レベルは、建物が低品質な建物から高品質な建物へと発展していくことを表しており、住民がいかに裕福であるかも反映しています。
建物のレベルが上がると維持費が増え、家賃も上がります。
住宅建物では1世帯あたりの電力と水の消費量も減少し、建物がレベル3とレベル5へ変化すると、中・高密度の住宅建物で利用できるアパートの種類が増えます。

商業ビルでは(建物レベルが上がると)販売された商品や製品の1単位あたりの電気と水の使用量が減少します。
さらに商業ビルは商品やサービスをより早く生産できるため、消費者に安く売ることが可能となります。
そのため、市民は他の選択肢よりも、より高いレベルの商業企業を選ぶことに繋がります。

同様に製造業やオフィスビルでは、1単位の商品を生産するために使用される電力と水が減少します。
より高いレベルの建物はより優れたユーティリティの手法を採用するので、生産効率が高まり、ゴミや汚染の発生も少なくなります。

視覚的には、建物は1建物レベルおきに変化し、これは建物の質の向上を表しています。
低層の建物は意図的に「安っぽい」外観を持つようにし、高層の建物はよりモダンで凝った外観を採用しています。

シグネチャー(特徴的な)建物

さて、ゾーンの種類と需要について説明したところで、次はシグネチャー建物について話しましょう!
これはCities: Skylines IIの新機能で、住宅、商業ビル、工業ビル、オフィスビルといったお馴染みのカテゴリーに分類される、ユニークで分割可能なゾーン化された建物と表現するのが最も適切でしょう。
それぞれのシグネチャー建物には独自のアンロック条件があります。
例えば、Sculptor Mansion(彫刻を施した邸宅)には3つの条件があります:特定の進行マイルストーンに到達すること、特定の市民の幸福度を達成すること、低密度住宅で区画された多数のセルがいくつかあること、です。
この条件を満たすと建物が利用可能になり、サービスビルと同様にマップ上のどこにでも配置できるようになります。
建物はユニークでありかつ1つしか配置できませんが、建てる事自体は完全に自由です。
他の配置可能な建物と同じように再配置が可能で、ブルドーザーで壊すと後日また建て直すことができます。

住居のシグネチャー建物の大きさは、大邸宅から中密度の集合住宅、住居用超高層ビルまで様々である

特徴的な建物(シグネチャー建物)は、通常のゾーニングされた建物と同様に機能し、ゾーンベースの経済サイクルに貢献します。
住宅ビルは新しい居住者を歓迎し、商業ビル、オフィス、工場はそこに入居する適切なビジネスを模索します。
成功と失敗の法則は、他のビジネスと同様、シグネチャー建物に入居する企業に影響を与えます。
彼らは適切な労働力を必要とし、同じ顧客のために競争し、成功するために利益を出そうとします。

シグネチャー建物は大規模な商業ビル、巨大な工場、または印象的なオフィスを建設することができる。

それぞれのシグネチャー建物には、1つ以上のプラス効果があります。それは近隣に影響を与えるものから、都市全体に及ぶものまで様々です。
市民の幸福度や観光客にとっての都市の魅力に影響を与えるものもあれば、都市全体の産業セクターを向上させたり、高レベルの教育効果を高めたりするものもあります!
いずれにせよ、これらはあなたの都市に興味深い新しい効果とオプションを提供します。

Coder Parkは市全体とエリアの両方に利益を提供する

おわりに

これで本日の開発日記は終了です。
今回の日記により、新しいゾーンタイプとシグネチャー建物が追加されたCities: Skylines IIの都市におけるゾーニングの仕組みを十分に理解できることを願っています。
都市に中密度と混合ゾーニングを取り入れることを楽しみにしていますか?
そしてシグネチャー建物についてどう思いますか?
以下にお知らせください。
来週は、おなじみのオプションと新しいオプションの両方を含む都市サービスのトピックに取り組みます。
またその時にお会いできればと思います。


今回の内容は以上です。

感想・まとめ

Cities: Skylines IIの開発日記#4を紹介しました。

signature buildingsをなんと訳すか悩みましたが、とりあえず、シグネチャービル、シグネチャー建物、特徴的な建物という感じにしておきました。
Cities: Skylines IIは正式に日本語対応しているので、そのうち公式から正しい日本語訳が提供されるものと思われます。

さてシグネチャー建物ですが、これって1であったランドマーク建物を強化したものと考えておけば良いのでしょうか?
今回の日記の範囲ではあまりシグネチャー建物はこれまでとは違う!というようなところが見えてこなかった印象を私は持ちました。

もっとも実際にゲーム内で使っていけば特徴は分かりそうなので、実際に導入してみるのが手っ取り早そうですね。

[画像引用元:パラドックスフォーラム内 Development Diary #4: Zones & Signature Buildings]