Paradoxフォーラムにて
Cities: Skylines II
の開発日記としてBehind the Scenes #6: Tutorials & Advisorが掲載されています。
今回の投稿の原本となったフォーラム内のページはこちらです↓
今回のテーマはTutorials & Advisor、チュートリアルとアドバイザー機能のお話です。
Tutorials & Advisor
序文
皆さんこんにちは!
もう一つだけ開発日記が必要です。ミニシリーズの最後の日記にて、皆さんをゲーム開発の舞台裏に連れて行きます。
今回はゲームで使用できるチュートリアル、その挙動、および提供される役立つ情報の種類について説明します。
Cities: Skylines IIにおけるチュートリアルの概要
Cities:Skylines IIのチュートリアルの目的は、ゲームの詳細な紹介を提供し、都市の構築を成功に向けて導くことです。
前作、Cities:Skylinesにはさまざまなサービスや機能を説明する小さなゲーム内ガイドがありましたが、それらはかなり限られたものでした。
そこでCities:Skylines II向けの新しいシステムを開発し、前作に慣れているプレイヤーと、このジャンルを初めてプレイするプレイヤーの両方を支援する事にしました。
チュートリアルはゲームの最初に有効にすることができ、都市運営のスタート方法に関する重要な情報を提供するガイドとして機能します。
これらは基本的な都市のニーズを簡単に段階的に説明し、将来の成長に向けた都市の設定を支援します。
ゲームが進むにつれ、チュートリアルの手順はより多くの情報を提供し、手綱を取って都市の方向を選択するための段階的なガイドは少なくなります。
チュートリアルでの各ステップの実行時間に制限はなく、サービスまたはパネルを開いたときにサービスとパネルについて表示されます。
チュートリアルは機能が何であるかについてより詳細な情報を提供するパネル内のツールヒントやその他の情報と連携して動作し、チュートリアルは機能を構築し配置する方法と場所の説明に重点を置いています。
これらを組み合わせるとそれぞれの機能を使って都市を成功させる方法の概要がわかります。
初心者向けのチュートリアルでは、都市が拡大しより多くの機能が開かれるにつれて、追加情報やヒントから始まるより多くのガイド付きおよび説明付きの状態で簡単にゲームを始めることができます。
経験豊富なプレイヤー向けのチュートリアルでは、新しい機能に関する情報が提供されており、何かに行き詰まったり機能の動作が不確実な場合に役立つ情報源となります。
チュートリアルはオプションでいつでもオンまたはオフにすることができ、オフにした場合でも、画面の右上にあるアドバイザーから簡単にアクセスできます。
その場合、パネルを開いて詳しく知りたい機能を選択するだけです。
チュートリアルを再有効化または継続するオプションもあります。
これらのオプションは既に開始されている都市の建設を続けながら同じマップで使用することも、新しい都市を含む新しいマップで使用することもできます。
チュートリアル有りでスタートする
チュートリアルの最初には移動に関する基本的な手順の説明がいくつかあります。
これらはカメラコントロールと呼ばれ、これを使用しながらスタートできます。
基本的なカメラの動きに加え、使用するキーボードショートカットもかなり多くあります。
キーボードショートカットは、[入力]の下のオプションメニューに表示されます。
それぞれをデフォルトのものからプレイヤーが最も快適に感じるものに変更することができ、必要に応じてキー割当をリセットすることでデフォルト設定に戻すこともできます。
都市の建築方法
コントロールのコツがつかめたら次は街づくりです。
チュートリアルでは、都市の基本的なニーズをカバーするタスクの短いリストを提供します。
各タスクの目的は都市に不可欠なユーティリティを構築し、道路建設の基本とゾーニング方法を示すことです。
これらのタスクチュートリアルは、新規プレイヤーとゲームの初心者を対象としていますが、経験豊富なプレイヤー向けの使い慣れたサービスの新機能に関する情報も含まれています。
タスクが完了すると市はより多くのサービスと管理によって成長と拡大を開始する準備が整います。
タスクリストの間、チュートリアルはスキップできませんが、リストが完了するとスキップ可能になります。
様々なタイプのチュートリアルのステップ
チュートリアルは、適切な場所を見つけるのに役立つガイドと共に、いくつかの異なるタイプの手順に分けられています。
機能を示すバルーン、情報が記載されたセンターカード、何かを構築する方法が記載されたタスクカードがあります。
ファーストステップバルーン
ファーストステップのバルーンは、話題になっている項目を指し、アイコンの周りに緑色の輪郭で強調表示されます。
これらは道路やサービスなどの機能に関する全体的な情報を提供し、緑色のアウトラインがアニメーション化され、アイコンをクリックしてメニューを開き次のチュートリアル手順に進むように促します。
チュートリアルが完了する前にパネルまたはサービスを閉じると、適切なアイコンとタブの周りに緑色のアウトラインが表示され、移動先が示されます。
バルーンステップ
次の段階はバルーンステップです。
これらはアセットやツールなどを指しています。
これらの手順を前後に自由に移動し、ツールやコントロールに慣れてから都市の構築に進むことができます。
これらの手順では一般的な便利なツールとそのコントロールのいくつかを指摘し、他の方法では気づかれないかもしれない新しい追加を強調します。
説明は短いため、より詳細を知りたい場合は該当する機能に関するツールチップまたはパネルに詳細が表示されます。
タスクカード
タスクカードは多くの場合、チュートリアルシーケンスの最後のステップです。
タスクカードは建築方法と場所に関する指示であり、これを完了するとチュートリアルそのものが完了しますが、すべてのチュートリアルシーケンスにおいてタスクカードが最後に与えられるわけではありません。タスクは建築するものがある場合に与えられます。
タスクリストがアクティブな間は、これらのタスクカードがさらに表示されますが、タスクカードが完了すると、公共交通機関などのより複雑な建築にのみタスクカードが表示されるようになります。
テキストが長すぎてスペースに収まらない場合はスクロールし、チュートリアルを閉じる事なく、建築中にカードを最小化できます。
カードを最小化するにはタイトルバーの小さな矢印(V)でカードを閉じてから再度開きます(>)。
センターカード
センターカードは特定のアイコン、ツール、またはパネルがない場合に使用されます。
これらは情報ビュー(インフォビュー)などの情報を表示し、街の新しいタイプの問題に注意を喚起する目的でポップアップされるかもしれません。
センターカードは矢印▷を選択することで見通すことができます。カードにタスクが含まれている場合はタスクが完了した後にパネルが閉じるます。
あるいはタスクを完了させず、自主的にパネルを閉じることができます。
ヒント
ヒントとチュートリアルの違いは何でしょうか?
ヒントはタスクリストのチュートリアルの間に表示されるチュートリアルで、タスクがなく、一度読むと閉じることができる短い情報バルーンです。
ヒントは現時点で特に有用なツールを示しています。
ヒントが表示されるとタスクリストの一番下に表示され、他のすべてのチュートリアルとともに後からアドバイザー経由でアクセスできます。
タスクリスト後のチュートリアル
タスクリストが完了すると新しいサービスまたはパネルを初めて開いたときにチュートリアルが表示されます。
新機能はアイコンの右上隅に緑色のインジケーターがあります。
これらのチュートリアルの機能はタスクリストのときと同じですが、任意のステップで閉じることができ、完了する必要がない点が異なります。
これらを閉じた後はアドバイザーに追加され、いつでも再び開くことができます。
テキストハイライト
テキストハイライトは、チュートリアルで最も関連性の高い情報を示す太字のテキストです。
太字のテキストだけを読む事で機能が何であるかの短い答えが得られ、残りのテキストはより詳細な情報を追加します。
すべてのチュートリアル、ツールヒント、パネルを組み合わせると多くの情報を読むことができ、ハイライトを使用すると情報をすばやくスキャンして、その時点で最も興味のあるものを選択することができます。
アドバイザー
タスクリストが完成すると画面の右上隅にアドバイザーが表示されます。あるいはチュートリアルをオフにしてプレイすると最初からアドバイザーが使用できるようになります。
疑問符(!)アイコンを選択するだけでアドバイザーが開き、ゲーム内のすべてのチュートリアルのコレクションにアクセスできます。
チュートリアルはサービス、都市、インフォビュー&通知、市民、インタフェース&ツールの5つのグループに分かれています。
これらのグループの下にはそのサービスに関連するすべてのチュートリアルが含まれた「電気」のようなサブグループがあります。
グループを展開または閉じるには小さな矢印アイコン(>、V)を選択し、チュートリアルを選択して開きます。
チュートリアルに複数のステップがある場合は一番上のステップを選択するか、開始するステップにスキップします。
ステップには認識しやすいように小さな点(・)が付けられています。
チュートリアルはサービスまたはパネルがアンロックされたときにリストに追加されます。
チュートリアル無しでスタートする
チュートリアルをONにせずスタートし、後で必要になった場合アドバイザーから手動で開くこともできます。
その場合、アンロックされたサービスと機能のチュートリアルのみがアドバイザーに表示され、サービスまたは機能がアンロックされるたびに、それらに関連するチュートリアルが追加されます。
チュートリアルは都市が大きくなった後でも、いつでもオンにして開始できます。
チュートリアルでは何が新しく、どのように古いサービスと改善されたサービスが機能するかについての情報を提供します。
ツールチップと情報パネルを使用して、ゲーム内の物事がどのように機能するかを簡単に確認したり深く掘り下げたりすることができます。
おわりに
これにて舞台裏の開発日記は終了です。
ゲームのとある側面の背後にある私たちの目標や哲学、そしてすべてを実現するための私たちのプロセスを覗き、楽しんでいただけたなら幸いです。
これらをもっと楽しんでいただけるのであれば、どのような話題を取り上げて欲しいのかを私達に遠慮なくお知らせください。
今、私達は皆さんがついにCities:Skylines IIを手に入れることができるのを楽しみにしており、リリースまでの時間を指折り数えています。
今回の内容は以上です。
感想・まとめ
Cities: Skylines IIのBehind the Scenes開発日記#6を紹介しました。
ゲーム内で分からないことがあってもチュートリアルやアドバイザーを駆使することで多くの情報が得られるようになっており、今作IIでは前作よりも更にその機能が強化されているようです。
これでリリース前の開発日記は終了となります。
記事の作成に時間がかかってしまいましたが、これにて完了としたいと思いますm(_ _)m
[画像引用元:パラドックスフォーラム内 Behind the Scenes #6: Tutorials & Advisor]