Paradoxフォーラムにて
Cities: Skylines II
の開発日記#8が掲載されていますので紹介します。
今回の投稿の原本となったフォーラム内のページはこちらです↓
今回のテーマはClimate & Seasons、気候と季節がテーマです。
Climate & Seasons(気候と季節)
序文
こんにちは、本日のCities:Skylines IIの開発日記へようこそ!
前回はマップとテーマについて紹介しましたが、今回は気候と季節という2つの新しいエキサイティングなマップ機能を紹介します。
簡単な概要は以下のビデオで確認きます。
Cities: Skylinesのマップには、異なる気候を表現するために視覚的な雰囲気や環境を変化させる異なるテーマがありましたが、同じテーマを使用したマップは、2つの北方都市が同じ気候や日の長さを経験するという意味で同じように機能していました。
それをCities: Skylines IIでは、このシステムをClimate(気候)というまったく新しい機能に置き換えました!
これにより、ゲームに季節の移り変わりがもたらされ、北はフィンランドの田園地帯から南はブリスベンまで、それぞれのマップが現実の場所に基づいた独自の気候を持つユニークなゲーム体験となります。
気候は、季節の移り変わりや一日の長さ、天候パターンをコントロールし、マップの季節や緯度にマッチするようにします。
気候と天候
このゲームにはさまざまなタイプの気候があり、それぞれのマップに固有のさまざまな特徴があります。
気候は緯度と経度に基づいており、1日の長さや日照量の違いのほか、気温の範囲、雲量、降水量などの要素も異なります。
これらのパラメータはすべてのマップに四季の異なる気候を導入することを意味しています。
気候は3つの基本的な気候タイプに分類でき、それぞれのマップの固有の特徴の基礎として機能します。
温帯気候に基づくマップでは、明確な季節の変化、適度な降水量、広めの気温の範囲があり、大陸気候型のマップでは、気温の大きな年間変動が見られます。
最後に短く寒い夏と長く続く寒い冬を特徴とする極地があります。
表示される温度範囲に基づいてマップがどのカテゴリに分類されるかを認識できますが、気候はマップごとにカスタマイズされるため、大陸グループに分類されるマップ間で大きな違いが発生します。
例えばデルタ三角州のマップは上海を、レイクランドはフィンランドの都市サボンリンナ(サヴォンリンナ)をそのベースとしています。
天候は気候と密接に結びついており、気候の季節的変化を表しています。
各マップにはシミュレーションによって変化する固有の天候が表示されます。
さまざまな強度の雨天、さまざまな雲量、温度変化などに遭遇する可能性があります。
天候はゲームプレイに影響があり、例えば気温や雨や日照量は、市民が公園や屋内レジャーを利用するかどうかを決める際の行動に影響を与えます。
市民は気温が低いときや雨が降っているときには屋内での活動を好みます。
気温は現実的に都市のエネルギー消費にも影響し、気温が高いと涼しく保つために空調が必要となりエネルギー消費が増えます。
逆に寒冷な気候では都市は暖房を必要としエネルギー消費が再び増加する。
時間と季節
昼と夜のサイクルと季節の両方がリリースされたため、Cities:Skylines IIは前作とは時間の扱いが異なります。
昼と夜の1サイクルは1か月に相当し、各季節は約3か月間続き、ゲーム内の1年は12日かかります。
昼夜サイクルの長さはマップの気候と現在の季節に基づいており、冬の間は夜が長くなります。
日が沈むとビルの照明が点灯し街灯が点灯して市民の往く道を照らします。
ただし、季節は1日の日照量だけに影響するわけではありません。
気候にもよりますが、1年を通して気温が変化するほか、雨の確率や雲量も変化します。
寒い月には雪が降り、それが寒い季節を含む気候マップにおける地面を覆います。
積雪時には道路整備棟の除雪車が道路の余分な雪を処理し、道路の状態を維持して事故のリスクを軽減します。
南半球に位置する都市は北半球とは季節が逆になるため、季節に関してはマップの位置が重要な役割を果たします。
Cities:Skylinesのように、ゲームの進行速度は3つの速度オプションから選択できるほか、いつでもゲームを一時停止できるオプションが用意されています。
ゲームが通常の速度でプレイされている場合、ゲーム内の1日は実際には1時間強です。
最高速度ではゲーム内の1日は現実世界の通常速度の1/3である(3倍速)。
自然災害
通常の気象現象以外にもCities:Skylines IIには自然災害があり、ランダムなイベントが追加され、ゲームプレイがチャレンジングなものになっています。
自然災害は新しいゲームのスタート時や既存のセーブデータのロード時にオン/オフを切り替えることができます。
災害は都市にさまざまな影響を与える可能性があり、災害対策システムによって起こりうる自然災害に備えることはできますが、完全に回避することはできません。
軽度なものでは、災害は交通事故を引き起こして交通渋滞を引き起こす可能性があり、それは災害へのサービスの対応能力にさらに影響を与える可能性があります。
災害はその直撃を受けた建物や市民に被害を与え、医療や死のケア、レスキューサービスに負担を与え、被災した建物に入居している企業やサービスに混乱をもたらします。
自然災害はメインUIの右側パネルにあるイベントジャーナルに記録されます。
ジャーナルには過去の出来事が時系列順に掲載されており、何が起こったのか、いつ起こったのか、その出来事がどのような結果をもたらしたのかといった情報が掲載されています。
森林火災(山火事)
山火事の発生リスクは降水量や気温に左右されますが、例えば乾燥した気候では山火事が発生するリスクが高くなります。
建物の近くで発生した山火事は、建物に延焼して街に大打撃を与えます。
都市への被害を防ぐため山火事に注意することが重要です。
マップ上にFirewatch Towers(火の見櫓)を配置することで、山火事に備えることができます。
これにより山火事の発生確率と範囲内での消防士の応答時間が減少し、万が一山火事が発生した場合の被害を最小限に抑えます。
消防車は道路網に到達したときに火災を鎮火することができますが、消防ヘリコプター基地をあなたの街に配置することは、消防車がアクセスできない場所での消火に役立つでしょう。
雹の嵐
天候が寒いものの凍結はしていない場合、雹が降る可能性があります。
雹の嵐は建物に物理的な損傷を与えますが、それでも倒壊する事はありません。
被害を受けた建物は嵐の後に修繕する必要があり、その修繕のための資金や資源は、通常であれば建物の維持や整地に充てられるはずの手段を住民から奪うことで捻出されます。
雹の嵐は交通事故も引き起こします。
市民は避難する必要はありませんが、雹が降っている間は屋内にいることを好みます。
竜巻
竜巻はCities: Skylines IIに含まれる最も極端な自然災害です。
市民、車両、建物に影響を与え、竜巻が街中を移動する際に深刻な被害をもたらす可能性があります。
建物は竜巻によって被害を受けたり破壊されたりする可能性があり、市民は負傷したり死亡したりする可能性があり、竜巻が発生する地域では多くの交通事故が発生する傾向があります。
極端な自然災害に備える最善の方法は、市民が簡単に避難できるよう、小規模および大規模な緊急避難所を市内に配置することです。
早期災害警報システムは接近する自然災害を発見し、災害を避けるために早めに避難所に行くように市民に知らせることができます。
市民は避難所まで走り、大規模な緊急避難所には避難指示と同時に配備された避難バスがあります。
避難バスは人口密度に基づいて、学校、診療所、病院を優先して経路を計画します。
おわりに
以上で今回の開発日記は終了です。
天候や季節について楽しんでいただけたでしょうか!
災害が有効になっていてもいなくても、天候は都市とその住民に影響を与え、都市を構築するために選択したマップはさまざまな課題を皆さんにもたらします。
あなたが一番楽しみにしている機能はどれですか?皆さんの考えをお聞かせください!
来週は、あなたの街の経済と生産の詳細について掘り下げます。
今回の内容は以上です。
感想・まとめ
Cities: Skylines IIの開発日記#8を紹介しました。
前作ではDLCで導入されるような自然災害も本作では最初からベースゲームに盛り込まれているようですね。
竜巻がゲーム内で良く見られる自然災害とのことですが、国土が山がちな日本だとそこまで馴染みが無いものの(地域によっては発生しやすいのでしょうけど)、欧米ではありふれた災害なんでしょうかね。